原油相場の値動きが不安定だ。5月に米国がイラン核合意からの離脱を表明すると供給不安から価格が上昇。その後、主要産油国が減産幅を縮小するとの観測が広がると急落した。ただ、1年前より4割ほど高い水準には変わりない。原油高をどう吸収するか。産業界は価格転嫁に身構え始めた。

(写真=アフロ)

 原油の国際指標であるニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物相場の値動きが不安定だ。米国がイラン核合意からの離脱と経済制裁再開を表明すると、原油の供給が細るとの懸念から価格は上昇。5月初旬には1バレル70ドルを超え、3年5カ月ぶりの高値を付けた。