電撃的な首脳会談の発表以来、融和モードにあった米朝関係が動いている。挑発を繰り返す北朝鮮に米トランプ大統領は中止を通告しつつも、水面下での駆け引きを続ける。首脳会談の有無に注目が集まる中、これを機に中国は対米通商交渉に使える有力なカードを狙う。

「ディール巧者」の面目躍如といったところだろうか。
米トランプ大統領は5月24日、シンガポールで予定されていた米朝首脳会談の中止を発表した。「今は適切な時期ではない」。非核化の方法を巡って激しい批判を繰り広げる北朝鮮とは、実のある議論はできないと判断したのだろう。
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