旅行サイトの世界最大手エクスペディアが日本の民泊市場に本格参入する。米エアビーアンドビーなどの浸透で市場は拡大するが、既存業界とのあつれきも大きい。「民泊新法」の今国会での成立も見据え、地方活性化などで新たな需要開拓を目指す。

米ホームアウェイは観光地などの物件を豊富に抱える

 日本の民泊市場で今夏、新たな「黒船」がサービスを始める。旅行サイト世界最大手の米エクスペディアの子会社、米ホームアウェイだ。世界で200万件の物件を扱い、年間取扱高は約1兆6000億円に達する業界大手である。

 ホームアウェイは、オーナーが自宅や別荘を使用しない期間、第三者へ貸し出す「バケーションレンタル」の専門サイトを運営。物件は一軒丸ごと貸し出すのが特徴で、観光地・リゾート地の別荘などを多く抱える。1996年に前身のサービスを開始、2015年にエクスペディアが買収した。