居酒屋大手の串カツ田中が6月、ほぼ全店で全席禁煙に踏み切る。たばこ産業や飲食業の利益を代弁する自民党の反発で、受動喫煙規制は後退した。しかし喫煙者が2割を切る中、外食大手は「禁煙化」に“商機”を見いだし動き始めた。

串カツ田中は6月に、ほぼ全店で全席禁煙に踏み切る

 6月1日、居酒屋大手の串カツ田中が、180余りある店舗のほぼすべてで「全席禁煙」に踏み切る。「アイコス」など加熱式たばこも含めて店内での喫煙を認めず、喫煙ルームも設けない。「店内で喫煙を認めていることに対して、顧客から多くのクレームが寄せられるようになっていた。規制強化の流れもあるが、顧客ニーズに応えるには、それを先取りする形で対応する必要があると考えた」。貫啓二社長は、禁煙に踏み切った背景をそう説明する。