NTTドコモが「月額2480円から」とうたう新料金プランを5月に導入する。家族向けプランを充実させてきた方針を転換、草刈り場にされていた個人客の流出を防ぐ。低料金のライバルや、来年に参入する楽天に対抗し、顧客を囲い込む。
「ワイモバイルやUQモバイルはもちろん、携帯電話事業に新規参入する楽天も相当意識して練っていた」。NTTドコモの内情に詳しい業界関係者が指摘するのは、同社が5月25日から導入する新料金プランについてだ。
新プランの目玉は個人向けの「ベーシックパック」。料金を「月額2480円(税別、以下同)から」とした。最低料金となる1カ月のデータ使用量は1ギガバイトまで。国内通話が30秒20円の音声プランを組み合わせるほか、特定のスマホ機種の購入で月1500円値引く「ドコモウィズ」と呼ぶプランを組み合わせるなど複数の条件を満たす必要はあるが、これまでの個人向け最低料金の月額3400円に比べ一気に1000円近く安く設定した。
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