抜本的な構造改革を迫られ、来春入社の新卒採用を約700人と前の年の半分に削減するみずほFG。フィンテック時代の生き残りを懸け、人数を減らすと同時に、新たなタイプの人材獲得に力を注ぐ。「みずほらしくない人に会いたい」。学生に呼びかけるこんな言葉が、危機感の強さを映し出す。
新卒採用は半減──。低金利政策の長期化で収益力低下にあえぎ、金融とIT(情報技術)を融合させたフィンテックの台頭で、将来の競争激化に身構える銀行業界。メガバンクでは三菱UFJ銀行が約1割、三井住友銀行も約2割の新卒採用の削減に動くが、特に目立つのがみずほフィナンシャルグループ(FG)だ。傘下2行の2019年入社の新卒採用予定は約700人と、18年入社比で5割の大幅削減に踏み切る。
[コメント投稿]記事対する自分の意見を書き込もう
記事の内容やRaiseの議論に対して、意見や見解をコメントとして書き込むことができます。記事の下部に表示されるコメント欄に書き込むとすぐに自分のコメントが表示されます。コメントに対して「返信」したり、「いいね」したりすることもできます。 詳細を読む