サッカーワールドカップ開幕を1カ月後に控えるが、テレビ商戦は盛り上がりに欠ける。大画面テレビが苦戦する中で、売れているのは個人で楽しむ「ウエアラブルスピーカー」。大型イベントに左右されがちなAV(音響・映像)家電で、ヒットの方程式が変わり始めた。

ソニーの肩乗せスピーカー「SRS-WS1」は人気で注文受け付けを停止(右)。
パナソニックの「プライベート・ビエラ」は小型テレビ市場を開拓(左)

 「今回は爆発的な販売拡大は期待できそうにない」

 6月14日に始まるサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会。開幕を1カ月後に控えた今は絶好の書き入れ時のはずだが、東京都内にある家電量販店の担当者はテレビ販売の現状を苦笑いしながらこう話す。