米フェイスブックから最大8700万人分の個人情報が流出したのは3年前。だが最近まで利用者にも当局にも通知しなかったことが発覚し、規制強化の機運が高まっている。日本でも個人情報の流出を公表する企業は8%にすぎない。沈黙の代償は大きい。

米議会の公聴会で追及されるザッカーバーグ氏
(写真=ユニフォトプレス)

 「データを使用しないでほしい」「心配ない。すでに削除している」

 SNS(交流サイト)世界最大手の米フェイスブックと英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)の間で2015年、こんなやり取りが交わされた。フェイスブックは大量の個人情報がCAに不正に流出したことを把握していたが、CAの説明をうのみにして厳しく追及しなかった。