セブン&アイ・ホールディングスに君臨したカリスマ、鈴木敏文会長がついに退任する。引退の決め手の一つはオーナーの伊藤家との確執で、背景に鈴木氏の次男の昇進を巡る不協和音があった。「物言う株主」が求める百貨店など多角化事業の売却も、「帝王」が去れば検討されやすい状況になる。

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日経ビジネス2016年4月18日号 10~15ページより目次

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