NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに次いで、楽天が携帯電話事業者となる。第4の事業者が誕生するが、その裏では、自陣営拡大のシナリオが崩れ、歯がみするドコモの姿があった。楽天の成功には、大手携帯事業者の協力が不可欠。ドコモの支援を得るとみられるが、どうなるか。

「当てが外れた」。複数のNTTグループ幹部が苦い表情で楽天への恨み節を口にする。
2017年12月、携帯電話事業に参入すると公表した楽天。18年2月には総務省に対して電波の割り当てを申請した。同省は新規参入企業を優遇する方針で、楽天が割り当てを受けるのはほぼ確実な情勢だ。これまでNTTドコモから回線を借り、格安スマホ事業を展開してきた楽天が、自前で設備を持つ携帯事業者に生まれ変わる。
楽天への電波割り当ては早ければ4月上旬にも決まる見込み。ドコモやKDDI(au)、ソフトバンクに続く第4の携帯事業者誕生となるが、その裏には、ドコモの誤算があった。
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