リコール隠しや燃費不正など、過ちを繰り返してきた三菱自動車が「過ちに学ぶ研修室」を設けた。失敗から学び、教訓とするのは当然だが、肝心の社員の意識改革はまだ道半ばだ。上司の顔色ばかりをうかがう「日和見主義」ともいえる企業風土が、改革を阻む大きな壁になっている。

三菱自動車が愛知県岡崎市の技術センターに設けた「過ちに学ぶ研修室」を報道陣に公開した。過去のリコール(回収・無償修理)隠しなどの不祥事の経緯を説明するパネルや、事故を起こした部品の実物大モデルなどを展示。社員に二度と同じ過ちを繰り返さないよう自戒を促すために今年2月に開設した。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1091文字 / 全文文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?