ベンチャー企業が新聞販売店を活用する新たな宅配システムの運用を始めた。宅配会社やネット通販会社から荷物を受け入れ、新聞配達員が消費者宅に届ける。2018年度末までに全国で500店が参加するネットワークの構築を目指している。

新聞販売店が宅配のインフラに
●ラストワンマイルソリューションが構築する宅配システム

 今年2月から、東京都や千葉県などの一部の地域で、新聞配達員が宅配便の荷物を運んでいる。「あれ、荷物も運んでいるんですか?」。ネット通販で注文した荷物をなじみの新聞配達員が運んできて、玄関口で驚いた表情を見せる消費者も少なくないという。

 この仕組みを構築しているのは、ベンチャーのラストワンマイルソリューション(東京都中央区)だ。佐川急便の元社員である近藤正幸氏が立ち上げ、新聞折り込み広告の自動挿入機械大手・プレッシオ(東京都港区)が出資する。宅配に精通した近藤氏と、新聞販売店とのパイプを持つプレッシオが協力して、全国約1万6000店の新聞販売店網を宅配に生かす考えだ。