現社長が「会長兼CEO」として経営の中心に居続ける人事発表が目立つ。取締役会議長を務める会長も多い。これは、経営を監督する立場の実力者が、事業の執行を進めることにほかならない。欧米で進んでいる経営の監督と執行の分離という、コーポレートガバナンス(企業統治)が軽視されてはいないか。

 今年の新社長人事で、現社長が社長職を後進に譲った後も会長兼CEO(最高経営責任者)となるケースが目立っている。なぜ、こんなケースが増えているのだろう。理由は各社様々だ。

本当に「トップを譲る」と言えるのか?
●最近の主な社長交代発表