百貨店大手のJ.フロントリテイリングがカタログ通販大手、千趣会の株式を売却すると発表した。2015年に約100億円を投じて筆頭株主となったが、業績低迷が続き、相乗効果を発揮できなかった。セブン&アイ傘下のニッセンHDも苦戦しており、ネット時代に向けた小売り大手の戦略は再考を迫られている。

 「通信販売業界における競争激化により、千趣会の経営環境が悪化」──。J.フロントリテイリングの発表文には、千趣会との資本関係解消に至った経緯が説明されている。

 Jフロントは保有する約23%の千趣会株を同社に売却する。その上で、千趣会が政府系の地域経済活性化支援機構(REVIC)から新たな出資を受け入れ、経営再建を目指す。