パナソニックが次世代家電の事業化でVC(ベンチャーキャピタル)とタッグを組む。ネット大手のディー・エヌ・エー(DeNA)を創業期から支えた、同社元会長の春田真氏を招き、新会社を設立。社内に埋もれるアイデアを生かす試みだ。創業100周年を機に打ち出した新戦略の勝算は。

パナソニック社内の新規事業プロジェクトが作った試作品(写真=竹井 俊晴)
春田氏(左)やVCの人脈を活用して次世代家電を商品化する(写真=竹井 俊晴)

 「パナソニックとは独立した形で経営していく。基本的には商品やサービスを別ブランドで展開していくつもりだ」。3月1日、家電の新事業創出に向けて米ベンチャーキャピタル(VC)と合弁会社を設立すると発表したパナソニック。新会社の社長に就任する春田真氏は日経ビジネスのインタビューでこう強調した。

 新会社名は「BeeEdge(ビーエッジ)」。米シリコンバレーのVC、スクラムベンチャーズと共同で設立する。主にパナソニック社内にある新しい家電のアイデアを審査し、将来性があると判断したプロジェクトごとに出資、事業会社を立ち上げていく。

 アイデアの立案者は、パナソニックからビーエッジが作る新規事業会社に移籍してもらい、事業の立ち上げに専念させる。「4月中にも出資案件を決め、2018年度中にも第1弾を事業化したい」(春田氏)という。