日仏の3社連合を絶妙なかじ取りで成長させてきた辣腕経営者。仏ルノーのCEO(最高経営責任者)退任の噂が出ただけで業界がざわついた。そんなカリスマ経営者がこれからの時代を生き抜く次の一手を語った。
(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

先の見えない時代。正しい結論が一つとは限らない。
市場を見極め、決断を下す。それが経営者の仕事。
問 2月15日に開かれた仏ルノーの取締役会でCEO(最高経営責任者)続投が決まりました。次の任期の4年間で何をしますか。
答 まず申し上げておきたいのは、私が続投したいと言ったわけではないということです。残りたいとか残りたくないとか、そういうことは私が決めるのではなく取締役会が決めることです。取締役会が『もう4年やってください』というので、あるロードマップに基づいて私はこれを受け入れました」
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