米アップルの新型iPhoneの販売不振が、半導体など関連産業の株価の一時的な下落を招いた。ただ影響は極めて限定的。特に半導体製造装置業界では、業績の上方修正が相次ぐ。背景にあるのが、IoTの広がり。業界内では、断続的に好況が続く「スーパーサイクル」に入ったとの声も出ている。

待望のiPhoneXは思うように売れていないが……

 「波はあるものの大きな上昇トレンドは変わらない」。半導体製造装置などを手掛けるアルバックの梅田彰IR室長兼マーケティング室長は最近の半導体需要についてこう話す。その発言からは、1月末に半導体業界を襲った「ショック」の影響は感じられない。

 ショックとは、米アップルの新型スマートフォン(スマホ)、「iPhoneX(テン)」の減産報道だ。iPhoneXは有機ELパネルや顔認証など新機能をふんだんに盛り込んだ最上位モデルとして昨年11月に発売されたが、高い端末価格(日本では12万円超)がネックとなり販売は思わしくない。業界内では「iPhoneXの1~3月期の生産量は当初計画から半分程度に減る」(電機関連アナリスト)との見方が多い。

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