週の何日かは、自宅などの会社以外の場所で業務をこなしたい。そんなリモートワーカーが注目する町がある。避暑地として名高い長野県軽井沢町。ここに自宅や別荘を構えるリモートワーカーは約2000人いるという。東京まで新幹線で約1時間という交通の便の良さに加え、ビジネスに役立つ人脈作りができることも魅力のようだ。

<span class="fontBold">リモートワークへの理解を深めた体験会。打ち上げの会場となったバーはリモートワーカーになじみの店(右)</span>(写真=左:林 安直)
リモートワークへの理解を深めた体験会。打ち上げの会場となったバーはリモートワーカーになじみの店(右)(写真=左:林 安直)

 2月16日夜、北陸新幹線の軽井沢駅(長野県軽井沢町)の近くにある小さなバーに、日本マイクロソフト、コクヨ、アクセンチュアなど大手企業の幹部ら約20人が集まっていた。地元の一般社団法人が総務省などの後援を受けて開いたリモートワーク体験会の打ち上げ。昼間の体験会では、シラカバに囲まれたキャンプ場で移住者の体験談を聞くなどした。

 参加した日本マイクロソフトの平野拓也社長は「創造性のある仕事がしやすい環境」と笑みを見せた。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り948文字 / 全文文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。