爆発的な人気となったゲーム「ポケモンGO」で身近になったAR(拡張現実)。VR(仮想現実)を含め、企業は現実世界とデジタルの世界をつなぐ先端技術の活用方法を探る。ポケモンGOの生みの親、米ナイアンティックのジョン・ハンケCEO(最高経営責任者)がその可能性を語った。

<span class="fontBold">「ゲームはARのスタートにすぎない」とハンケCEO</span>(写真=北山 宏一)
「ゲームはARのスタートにすぎない」とハンケCEO(写真=北山 宏一)

 問 ポケモンGO配信開始からの約1年半を、どう評価していますか。

 答 一時的な流行で終わると眉をひそめる人もいましたが、今も多くのファンが楽しんでいます。『ただのゲーム』が、これだけ現実世界に影響を及ぼすと分かった意義は大きいでしょう。

 問 「ただのゲーム」が爆発的なパワーを持ったのはなぜでしょうか。

 答 ポケモンGOはARを生かすゲームです。ゲームそのものより、遊ぶために人々が現実世界で外出し、自分の周りの世界の面白さに気づくきっかけになったのが支持の理由だと思います。

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