世界のリーダーが集まる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に、トランプ大統領が出席した。グローバル化を推進する立場のダボス会議では、米国第一主義を掲げる米国への懸念が相次いだ。そんな中、トランプ大統領は「TPP復帰の可能性」に言及。米国抜きTPPを推進する日本などを揺さぶる。

ドナルド・トランプ 米大統領
(写真=ZUMA Press/amanaimages)

1/28 @ 英ITVのインタビュー(スイス・ダボス)
パリ協定の復帰もあり得る。ただし、完全に異なる取引になるならだ

1/25 @ 米CNBCのインタビュー(ダボス)
もし、十分にいい条件になるのなら、TPPに復帰もあり得る。まったく、TPPはひどい取引だ

1/24 @ 米ホワイトハウス
(モラー特別検察官による聴取を)楽しみにしている。できるだけ早くやりたい
(日本経済新聞)

トランプ大統領は、グローバリズムを推進してきた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)もかき回した。スイスの首都ベルンなどで反トランプのデモが起きる中、トランプ大統領は今年1月に米国を除く11カ国が3月の署名で合意したTPP(環太平洋経済連携協定)や、温暖化対策の枠組みであるパリ協定に復帰する可能性に言及。米国第一主義からの修正かと話題となった。だが、いずれも「米国に有利になるのなら」との前提条件付きで、トランプ流の「揺さぶり」という見方も多い。国内では「ロシアゲート」を巡るモラー特別検察官による聴取に協力する構えで、改めて潔白を主張している。