米トランプ大統領が、政権発足初日に離脱したTPPへの復帰検討を明言した。一方で、セーフガード発動やNAFTA再交渉など、「米国第一」の政策も相変わらずだ。TPP11の大筋合意など、「米国抜き」で動き始めた世界とどう折り合いをつけていくのか。

トランプ大統領はTPP復帰検討を明言。(AFP=時事)

 予測不能を地でいく男の面目躍如といったところだろうか。18年ぶりに米国大統領が出席したダボス会議。そこで発せられたトランプ大統領のメッセージに世界中の目が点になった。

 条件次第ではTPP(環太平洋経済連携協定)復帰もあり得る──。

 TPPは大統領就任初日に永久離脱を表明した、いわば最初に実現させた選挙公約。それだけに、復帰示唆は驚きを持って迎えられた。

 具体的な復帰の前提については何も語っておらず真意は不明だが、自身が唱える「米国第一」は孤立主義でも保護主義でもないと最近は立場を修正し始めている。世界のエリートが集まる場で、改めてその点を強調したのだろう。