NTTドコモがスマホに表示したQRコードで買い物できる決済サービスに参入する。モバイル決済は非接触ICを使う「おサイフケータイ」で先駆けたが、狙い通りの普及は進まなかった。中国アリババや楽天など内外のネット大手が先行する分野で、ドコモは携帯の顧客基盤を武器に巻き返しを図る。
「当社の大規模な顧客基盤を武器に、新たな決済サービスを迅速に立ち上げる」。こう意気込むのはNTTドコモの前田義晃執行役員だ。同社はスマートフォン(スマホ)を使う新たな決済サービス「d払い」を2018年4月に始める。19年3月までにローソンや高島屋など計10社、1万9000店で利用可能にし、早期に10万店へ広げる計画だ。
ドコモが始めるのはQRコードと呼ばれる2次元バーコードを使うモバイル決済。利用者は店頭でスマホアプリに個人を特定するQRコードを表示、それを店員がPOS(販売時点情報管理)レジのバーコード読み取り機やタブレットで読み込んで決済する。QRコードは、他人に盗まれ無断で使われないよう、買い物のたびに生成する。
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