ソフトバンクグループが「金の卵」と称してきた国内通信子会社の上場に動く。「親子上場」に懸念もあるが、2兆円規模といわれる調達で、投資資金の手当てや財務体質の改善を狙う。グループが投資会社としての色彩を強める中、国内通信事業の立ち位置も変わりつつあるようだ。

<span class="fontBold">決算会見に臨むソフトバンクグループ孫正義社長(2017年11月)</span>(写真=北山 宏一)
決算会見に臨むソフトバンクグループ孫正義社長(2017年11月)(写真=北山 宏一)

 ソフトバンクグループ(SBG)が、国内で携帯事業を展開する通信子会社、ソフトバンクの株式上場を検討していることが明らかになった。資金調達額は2兆円規模と過去最大級の新規株式公開になるとの見方が出ている。

 市場の反応もまずは好意的だ。「携帯事業の市場評価が上がれば、グループ全体の企業価値の向上につながる」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の田中秀明シニアアナリスト)

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