沈みつつあった巨艦を立て直した手腕を買われ、経団連の会長に就任することが内定した。デジタル技術が産業構造を大きく変える中、改革の手綱を緩めるわけにはいかない。次期「財界総理」が考える、改革の処方箋とは。
(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

工場だけでの人材育成はもう時代に合っていない。
修羅場を経験しなければ経営者は育たない。
問 経団連会長への就任が内定しました。今のお気持ちは。
答 大変な仕事ですが、経済重視でやっていきます。長期にわたる景気拡大が続き、雇用環境も改善している。経済再生に向けて前向きに攻めに転じるタイミングです。長年の課題だったデフレ脱却に向けて道筋をつけ、デジタル化の波をしっかり受け止められる環境を整えていきたいですね。
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