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森トラストが1月7日、都心のビルで運営するカフェでロボットによる上層階への「出前」を始めた。入居者の利便性を高める試みの裏側で、東京五輪後のオフィス市況の悪化を見据えた苦闘が垣間見える。オフィスのラストワンマイルという課題を解決する処方箋になるか、外食産業も見守っている。

1階のカフェで商品を積み、自律走行をしてエレベーターに乗り、顧客のオフィスの入り口まで届ける

 東京タワーに近い37階建てオフィスビル、城山トラストタワー(東京・港)。7日、所有者の森トラストが運営する1階のカフェで、円筒のようなロボットがホットコーヒーを内部に収めてエレベーターに乗り込んだ。超高層ビルは上層階から地上まで降りるのに時間がかかるため、注文した人のオフィス入り口まで商品を届ける出前の需要は大きいとみている。