家電やITの展示会「CES」で米半導体大手エヌビディアが存在感を発揮。同社のAI(人工知能)向け半導体は自動運転車などで採用が相次ぐ。「挑戦者」から「支配者」へと立場が変わった今、風当たりも強まっている。

1月上旬に米ラスベガスで開かれた家電やIT(情報技術)、自動車の先端技術などの国際展示会「CES」。その開幕に先駆けてプレスカンファレンスを開いたのが米エヌビディアのジェンスン・フアンCEO(最高経営責任者)だ。会場は世界各国から集まった約1000人の報道陣で埋め尽くされた。
エヌビディアはパソコン向けのCPU(中央演算処理装置)が成長をけん引してきた半導体業界の破壊者だ。ゲーム向けに高度なグラフィック処理を施すGPU(画像処理半導体)を足がかりに、AI(人工知能)のディープラーニング(深層学習)でも性能を引き出し、活躍の場を広げている。
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