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多くの疾病の中でも、脳梗塞は生命に関わるリスクが高く、後遺症も心配されるため、気になる病気だ。最近は「中高年以降は『隠れ脳梗塞』に注意が必要だ」という話を耳にするようになった。どんな状態を指すのか、専門家に聞いた。

Adviser
東京都済生会中央病院
脳卒中センター長
星野晴彦
(ほしの・はるひこ)

慶應義塾大学医学部卒業後、東京都済生会中央病院勤務。2018年から副院長も務める。専門は脳血管障害。

 「隠れ脳梗塞」という言葉がよく使われています。実はこれは正式な医学用語ではありません。「隠れ脳梗塞」は、脳内の細い血管の梗塞など本人の自覚症状を伴わない「無症候性脳梗塞」を指すようですが,大脳の奥の白質部分にある小さな血管の動脈硬化が原因の「白質病変」などを含めているようです。