毎年「世界経済フォーラム」が発表する「ジェンダーギャップ指数」で、日本は144カ国中114位となり、2016年の111位からさらに順位を下げてしまった。さほど親しくない近隣住民と「今日はいい天気ですね」と交わすくらいの雑さで、取り急ぎ「女性活躍」が叫ばれているが、その実体が伴っていないことをバラす指数と言える。

 分野ごとに見ると、最も悪い数値をたたき出しているのが「政治参画」の「国会議員の男女比」。16年の122位から129位へと順位を下げている。

 野田聖子総務大臣のインタビュー(11月2日付朝日新聞朝刊)によれば、女性議員が増えない状況を打破したい野田氏が女性候補擁立について自民党の二階俊博幹事長に尋ねると、「自然の成り行きでいいんじゃないか」と返ってきたそう。自然の成り行きで変わるはずがない。イメージ戦略のために女性活躍を叫ぶ政治家に、「まずお前たちから」と口悪く指摘することが必要だ。