年齢とともに、悩む人が増える薄毛。病気ではないが、「遺伝」や「男性ホルモンが多いから」といった通説もあるが、どこまで正しいのか。最近の治療法や、頭皮のケア法について、皮膚科医の入澤亮吉医師に話を聞いた。

Adviser
医師
入澤 亮吉氏(いりさわ・りょうきち)
東京医科大学皮膚科助教。日本皮膚科学会認定専門医。専門は脱毛症、皮膚腫瘍。

内服薬はタイミングが重要

 薄毛というと、遺伝が理由と考える人は多いのですが、親から子へ確実に遺伝するわけではありません。「男性ホルモンが多いと薄毛になる」というのも、誤りです。

 テレビCMなどで「AGA(進行性男性型脱毛症)」という言葉を耳にしたことがある人も多いと思います。これは、生え際のM型の薄毛や、頭頂部のO型の薄毛を招く症状を指す言葉です。

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