

世界でいちばん幸福な人は誰かと問われたら、それは中米コスタリカのアレハンドロ・スニガかもしれない。毎日6時間は友人らと楽しく過ごし、睡眠時間は最低でも7時間。食事はたっぷりの果物と野菜を欠かさない。徒歩圏内の職場で働くのは、せいぜい週に40時間。仕事仲間との関係も良く、週に数時間のボランティアも続ける。

デンマーク北部の都市オールボーに住むシセ・クレメンセンも、世界一幸福な人といえそうだ。愛するパートナーと3人の子どもに恵まれ、親密なコミュニティーのなかでほかの家族と協力しながら暮らす。職業は社会学者で、充実した仕事に日々取り組む。一家の通勤と通学、買い物はすべて自転車で、それが良い運動だ。税金は高いが医療費や学費の面で多大な恩恵がある。
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