<span class="fontBold">デンマークには気軽に運動できる設備が随所にあり、肥満率は世界最低レベル。世界幸福度ランキングではたびたび第1位になる</span>(写真=CORY RICHARDS)
デンマークには気軽に運動できる設備が随所にあり、肥満率は世界最低レベル。世界幸福度ランキングではたびたび第1位になる(写真=CORY RICHARDS)

 世界でいちばん幸福な人は誰かと問われたら、それは中米コスタリカのアレハンドロ・スニガかもしれない。毎日6時間は友人らと楽しく過ごし、睡眠時間は最低でも7時間。食事はたっぷりの果物と野菜を欠かさない。徒歩圏内の職場で働くのは、せいぜい週に40時間。仕事仲間との関係も良く、週に数時間のボランティアも続ける。

<span class="fontBold">幸せと感じる人が多く暮らす国には、共通する特徴があった</span>
幸せと感じる人が多く暮らす国には、共通する特徴があった

 デンマーク北部の都市オールボーに住むシセ・クレメンセンも、世界一幸福な人といえそうだ。愛するパートナーと3人の子どもに恵まれ、親密なコミュニティーのなかでほかの家族と協力しながら暮らす。職業は社会学者で、充実した仕事に日々取り組む。一家の通勤と通学、買い物はすべて自転車で、それが良い運動だ。税金は高いが医療費や学費の面で多大な恩恵がある。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り951文字 / 全文文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「CULTURE」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。