ビジネスにはビジネス書が効くとは限らない。一見、仕事に関係のないように思える小説でも、ビジネスの大きなヒントが得られる作品は、たくさんある。サイコ&ミステリー長編とうたった宮部みゆきの『この世の春』は、そうした作品の中でも稀有のものである。

『この世の春 上・下』
宮部みゆき著
各1600円(新潮社)
捕物、怪談、人情という著者の時代小説の強みをふんだんに盛り込んだ上下巻。現代社会の闇に通じる。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1230文字 / 全文文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「CULTURE」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?