秋らしい天候になってきたものの、夏からたまった疲労が抜けきれず、だるさを感じる人は多いだろう。中には、疲れから仕事に身が入らないと感じる人もいるようだ。そこで、疲労医学の第一人者である東京疲労・睡眠クリニック(東京都港区)院長の梶本修身氏に、最新の知見を踏まえた疲労解消法を聞いてみた。

 夏からたまる疲れと聞くと、暑い中での肉体的な疲労をイメージしがちだが、実はデスクワークのし過ぎによる精神的な疲労も、最終的に体や脳に疲労感をもたらす点では同じだ。「運動の場合は心拍・呼吸・体温を調節するため、デスクワークの場合は緊張を維持するために自律神経に負担がかかり、その疲れにより身体のだるさや仕事の生産性低下が起こる」(梶本氏)

 近年の研究では、疲れが蓄積すると体内に「ファティーグ・ファクター」というたんぱく質が多くたまることが分かっており、梶本氏はその多少を根拠として疲労解消法を検証している。