みなさんは最近、読書を楽しめているだろうか。私は仕事のネタを得るためだけに本を読んでいることに、げんなりすることがある。読書とは本来、もっと自由で楽しいはずのものだ。そこでしばらく、自分の仕事から縁遠そうな本ばかり読んだ。その中からお薦めの3冊をご紹介する。

 まずは『ウニはすごい バッタもすごい』。1948年生まれの東京工業大学名誉教授の著者が自分の好きなことをひたすら書いていく。大学の大教室でおじいちゃん先生が学生置き去りで自分の好きな話だけしてるみたいなノリで、私はけっこうこの雰囲気が好きだ。

『ウニはすごい バッタもすごい』
本川達雄著
840円(中央公論新社)


無脊椎動物の代表的な5グループの身体の構造とその「世界観」を解説。細かいところまで丁寧に説明してあり、読み応えがある。