他者を理解するとはどういうことか、なんてことを時々、真面目に考える。理解するのに、あくまでも他の者、と対置しているわけだ。あらゆる情報が無限に流入してくる日々を重ねていると、この情報は自分にとって余計だと捨てる行為によって、何だか自分が一丁前の人間であるかのように誤解し始める。おまえは何のアクションも起こしていないのに、情報を、あるいは他者を、はじき飛ばす優位性に浸っていないか、と自戒するのだ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1275文字 / 全文文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題
日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「CULTURE」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?