プラスチックは19世紀後半に発明され、1950年ごろに生産が本格化した。これまでの累計生産量は83億トン。廃棄された量は63億トンに上る。そのうち57億トンがリサイクルされていない。

 回収されなかった廃プラスチックがどれだけ海に流入しているのか、誰にも分からない。2015年、米ジョージア大学の工学者ジェンナ・ジャムベック氏がおおよその値を推定し、世界の注目を集めた。沿岸部から流出する分だけでも年間480万〜1270万トンに上るという。その大半は、主にアジアの国々で不用意に捨てられたものだ。

<span class="fontBold">プラスチックの海洋汚染が世界的な問題に (2018年6月号)</span>
プラスチックの海洋汚染が世界的な問題に (2018年6月号)

 こうしたプラスチックは絶滅危惧種も含めた700種近い海洋生物に影響を与え、毎年多くを死に追いやっていると推定される。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1601文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「CULTURE」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。