働き方改革は残業時間の規制だけでは解決しない。1人ひとりの生産性を2倍、3倍、さらには10倍にするためにはどうすればいいか。具体的な環境づくりこそが本筋であろう。

 10倍と書いたのは思いつきではない。米国IT業界には「優秀なプログラマーは普通の人の10倍以上の生産性がある」という神話がある。常に“よりよい答え”を求め続けているこの業界には、働き方の工夫、ヒントがたくさんある。

 実際、IT業界の仕事のやり方を「IT以外の業界」にも応用しようという動きが目立つ。ゼネラル・エレクトリックやグーグルなどはすでにビジネスにしているし、今回紹介するこの本『ハッキング・マーケティング』もIT業界の思想をマーケティング分野に応用しようと提案している。