企業の成功物語は、比較的、注意して読むようにしている。書かれている成功の要因が、真の要因とは限らず、単なる後付けの解釈になっている場合も往々にしてあるからだ。

 その点、変革のプロセスや苦境から脱出した経緯が、過度な評価抜きで淡々と描かれている方が、むしろ情報としての価値があるように感じることも少なくない。読み手によって、多様な読み取り方ができる度合いが大きいからだ。