議院内閣制は果たしていい制度だろうか。国民から選出された議員が繰り広げる議論や、首相との丁々発止のやり取りを見ることで、国民は、自分たちが間接的に政治の主人公だと実感できる、はず、だった。

 戦後、社会が豊かになり平等になるに従って、「先生」である議員よりも、民衆の方が強くなってきた。議会批判も高まっている。「政局ばかり」だとか「与党質問は茶番である」とか。

 代わりにここ数十年で支持されるようになったのが、強い首相というモデルだ。ただし日本ではそれが行き過ぎたとみられ、ここ1~2年は安倍「一強体制」が厳しい批判にさらされている。

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