中高年になると「腕を動かすと肩に痛みを感じる」「腕の動きが制限されて、腕を上げたり、服を着替えたりという動作がしにくくなる」といった症状が出ることがある。

 江戸時代には「五十肩」という名前で呼ばれるようになっていたというが、「そこまで長生きしておめでとう」という意味もあったらしい。しかし、近年、症状を訴える人の若年化が進み、昭和になると四十肩という言葉が登場した。そのうち三十肩と呼ばれる日も来るかもしれない。

 仲野整體東京青山の仲野孝明院長は「肩のトラブルが若年化した主な原因は、パソコン作業などデスクワーク時の姿勢の悪化と運動不足がある」と話す。たかが肩と侮ってはいけない。肩の動きの不調は、腰や脚の動きにも悪い影響を与え、将来、いわゆるロコモティブシンドローム(運動器症候群)を引き起こすことにもつながりかねないという。