いま世界的にSUV(多目的スポーツ車)が人気だ。その流れは日本にも及んでいる。昨年末に発表になった2017~18年の日本カー・オブ・ザ・イヤーにはボルボ・カーXC60が選ばれた。同賞の歴史において輸入車の受賞は2度目と異例のことだ。美しく質感の高い北欧デザインの内外装、安全を第一にうたうボルボらしく充実した安全技術などが高く評価された。
昨年12月に発売されたマツダCX-8は、1カ月の受注台数が月間販売目標の1200台に対して約1万2000台と、計画の10倍となった。マツダはいま全ラインアップを通じて一気通貫するデザインテーマや運転の操作感といったものを具現化しようとしている。スライドドアが必須で、デザインの差別化も難しいミニバンというジャンルではそれを実現するのは難しいという判断から、昨年末でミニバンの生産を終了。CX-8は3列シート7人乗りというミニバン特有の機能を付与した新ジャンルのSUVだが、それが見事に市場で受け入れられたというわけだ。
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