使えない技術の価値はゼロ「楽に売れる」が開発の肝
![<span class="title-b"> ささき・いちろう</span>[ブラザー工業社長]](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/15/268419/120700187/p1.jpg?__scale=w:300,h:376&_sh=03a0a4020c)
前任の小池(利和・現会長)から社長就任の打診を受けたのは今年1月のこと。人事を担当していたころに私が提案した、上司と部下の「1オン1ミーティング」の時でした。言い出しっぺだから、自分もやらなければいけないと申し込んだ面談で、社長就任を打診されたのです。振り返れば「飛んで火にいる夏の虫」という感じでした。
軽々に「やります」と言える状況ではなかったので、その場では保留しました。ペーパーレスで印刷量が減っていくのは世の流れ。複合機を手掛ける当社にとって、本当に難しい時期を迎えます。それでも引き受けたのは、誰かがやらねばならないのなら、逃げてはならないと決心したからです。
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