「縮小均衡」の流れ断ち、技術革新のカギを握る

[ ひらき・あきとし ]
1985年に大阪大学大学院を修了し、日立金属に入社。特殊鋼カンパニープレジデントなどを経て、2015年に代表執行役常務に就任。17年4月より現職。兵庫県出身。56歳。
(写真=菊池 一郎)

 次の時代も、日本のモノづくりは世界に誇れる存在であり続けられるか ──。私たちは今、そんな問いに向き合っています。

 例えば、自動車の動力は内燃機関からモーターへと急速に移行しています。そこで求められているのは、高性能な磁石やコイルといった素材です。そうした素材が、効率良く大きな出力を生むモーターを作り出すことにつながります。

 より軽く、より強く、省エネで長寿命──。モビリティー産業やエレクトロニクス業界などでモノづくりの高度化が進む中、技術革新のカギを握る「素材」がますます求められるようになるでしょう。難しい注文も多いのですが、それだけ当社にとっては飛躍のチャンスだと思っています。高級特殊鋼やモーターなどに使われる強力な希土類磁石といった付加価値の高い素材に特化しながら成長を目指していきます。

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