安全輸送の使命果たし総合物流企業へ発展する

<span class="title-b">真貝 康一</span>[しんがい・こういち]
真貝 康一[しんがい・こういち]
1955年6月生まれ。78年東京大学法学部卒業後、日本興業銀行入行。2007年日本貨物鉄道に出向、08年転籍。14年取締役、16年取締役兼常務執行役員、18年6月から現職。63歳。(写真=竹井 俊晴)

 大学を出て日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行しました。全産業に関わる金融業に魅力を感じたからです。銀行では化学や非鉄金属会社、公共セクターへの営業などを担当。日本貨物鉄道(JR貨物)には2007年に出向という形で来ました。

 それから、12年がたとうとしていますが、印象深いのはやはり、東北支社長時代の東日本大震災です。津波で駅の施設や常磐線を走行していた列車が流されるなど、輸送網はずたずたになりました。お客様の被害を最小限に抑えるため、現地にも足を運んで復旧の指揮や、代替輸送手段の確保に全力を尽くしました。支援いただいたJRグループ各社や建設会社など地元企業には感謝しかありません。

 社長就任後に起きた7月の西日本豪雨でも関係者のご尽力で、当初予定よりも1カ月以上早く全線で運転を再開できました。今後も大規模災害は起こり得ます。災害にも強い路線整備を進めるなど安全な貨物鉄道の使命を果たしていきます。