理想求めセール遅らせる 「価値を売る」戦略手応え

もりもと・ゆうじ
1954年生まれ。79年、日本国有鉄道に入社し、87年、民営化で誕生したJR東日本に入社。2011年、常務取締役に就任し、17年6月から現職。62歳。(写真=尾関 裕士)

 JR東日本では常務取締役として事業創造本部の副本部長を1年、本部長を2年務めました。収支が厳しいグループ会社をテコ入れする仕事をするなかで、主要子会社であるルミネの経営を参考にすることがありました。社長ではありませんでしたが、そのノウハウを活用することもありました。

 直近は総合企画本部長として、2020年に暫定開業予定である田町~品川駅間の新駅周辺の大規模開発に携わっていました。地域と一緒に街全体を設計し、そこに商業施設を作るという大きな企画です。JR東日本は新駅を作った経験もあるし、周辺の開発をしたこともありますが、駅と街とを一体で開発することはありませんでした。企業として力量が問われるので若手も燃え上がっています。駅に吹き抜けの構造を採用するなど、通勤時に癒やされる工夫をしたいです。