百貨店のノウハウ活用沿線外にも展開目指す

おおいし・つぐのり[東急百貨店社長]
1983年学習院大学経済学部卒、東京急行電鉄入社。2011年東急モールズデベロップメント社長。15年東急電鉄執行役員。18年2月から現職。東京都出身。59歳。(写真=加藤 康)

 渋谷「109」など商業施設の運営会社の社長を務めていた2012年秋、岩手県釜石市の女子中学生から手紙が届きました。「109の人と一緒に服を作って売りたい」というものでした。

 当時の釜石市は東日本大震災の喪に服しているような雰囲気があったといいます。109に入るブランドや釜石市長の協力も得られ、現地の商業施設に期間限定ショップを開きました。釜石市の女子中学生が開発に携わった商品を販売して、ファッションショーも開き、毎日足を運んでくれたお客さんもいました。リアル店舗や対面接客には力があると改めて感じています。