臨界事故の教訓生かしEV化の波に対応

野崎 明[のざき・あきら]
1960年6月生まれ。84年3月に早稲田大学商学部を卒業後、住友金属鉱山に入社。2015年金属事業本部長などを経て、18年6月より現職。東京都出身。58歳。(写真=小林 淳)

 あのレベルの事故がもう一度起こったら、当社は本当におしまいだと今でも思っています。1999年、ウラン加工を手掛ける子会社のジェー・シー・オー(JCO)が茨城県で臨界事故を起こしました。

 当時、経営企画部にいた私は、まだ下っ端。本社で再生計画策定に関わる一方で、現地を訪れてはご迷惑をおかけした方々に金銭的な補償の交渉をしていました。緊急事態だったので、徹夜続きで必死に対応しました。