「守り」のカルチャー払拭強靭な金融グループに

たまたまなのですが、それはちょうど、私の誕生日に予定されていました。1999年8月27日。みずほフィナンシャルグループの母体となる旧3行(日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行)の経営統合の発表です。ところが8月19日、一部のメディアが本件を報じてしまいます。
当時、私は総合企画部の一員でした。すでに発表に向けた作業は一段落。発表後はますます忙しくなるだろうと、家族と長野の蓼科でつかの間の夏休みを楽しんでいました。しかし報道されたからには発表するしかない。ホテルから何からその後の予定をすべてキャンセルして、東京にとんぼ返りです。「こんな状況だから仕方ないよね」。続報を伝えるニュースを見て、家族もさすがに理解してくれました。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り876文字 / 全文文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題
日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「新社長の独白」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?