東西統合で世界3位に 地域密着の強さ失わない

<B>[よしまつ・たみお] <BR>1969年、関西大学経済学部卒、近畿コカ・コーラボトリング入社。 2007年社長、09年コカ・コーラウェスト副社長、10年社長。17年4月から現職。山口県出身。70歳。</B><BR> (写真=陶山 勉)
[よしまつ・たみお]
1969年、関西大学経済学部卒、近畿コカ・コーラボトリング入社。 2007年社長、09年コカ・コーラウェスト副社長、10年社長。17年4月から現職。山口県出身。70歳。

(写真=陶山 勉)

 コカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)は、コカ・コーラウエストとコカ・コーライーストジャパンが統合し、2017年4月に発足した会社です。コカ・コーラ製品の製造販売を手掛けるボトラーとして、売上高では世界3位の規模を持ちます。

 ウエストも歴史的には、近畿コカ・コーラボトリングをはじめとして、関西から九州まで多くのボトラーが統合を繰り返して大きくなった会社です。私はこれまでウエストで、西日本を中心に統合作業に携わってきました。

 ウエストは営業部門などの組織力に強みがあり、イーストは変化に対応するスピードがあります。こうした両社のいい点を合わせて総合的な企業力を伸ばしていきたいのです。

 我々ボトラーは、コカ・コーラ本部と契約して、それぞれの地域を担当しています。地域に密着し、小売業などに対して直接販売システムを持っているのが強みです。

 ただ統合で企業規模が大きくなり、地域密着の強みが薄れるのではないかという懸念がありました。そこで、販売の仕組みを、従来の中央集権型からエリア別に分けました。地域ごとのニーズを吸い上げ、新たな付加価値を持つ商品の開発につなげることが重要です。

 一方では規模が大きくなった利点も多くあります。かつてのようにボトラーが17社あった時代に比べると、マーケティングや商品開発を担う日本コカ・コーラの施策に対してボトラーとして意見を言うなど関与がしやすくなると思います。