企業を強くする源は何より人を育てる力
![<span class="title-b">芳井 敬一</span>[ よしい・けいいち ]](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/15/268419/081700171/p1.jpg?__scale=w:300,h:366&_sh=0bf0290ca0)
社長になる時、最初に考えたのは「次の人に(社長の)バトンを渡す時までに自分は何をしておかなければならないか」でした。
就任したばかりなのに不思議に思えるかもしれません。でも、大事なのは企業は永続していかなければならないということです。当社は2055年に売上高10兆円を目指しています。今期(19年3月期)の予想は約4兆円ですからまだだいぶあります。しかも37年後です。
私はもう生きていないでしょう。ではどうすればいいのか。このメンバーなら必ず10兆円を達成してくれるという人材を育成していくことです。年齢の近い第1陣、さらにその下の第2陣、第3陣……と先を見越して育てていけば、彼らがやがて成し遂げてくれる。そういうふうに育てていくのです。事業は時代や環境の中で変わっていきます。でも、人を残していけば企業は必ず成長していけるはずです。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り782文字 / 全文文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題
日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「新社長の独白」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?