企業を強くする源は何より人を育てる力

芳井 敬一[ よしい・けいいち ]
1981年中央大学文学部卒業、神戸製鋼所のグループ企業を経て90年6月、大和ハウス入社。金沢支店長などを経て2016年4月、取締役専務執行役員営業本部長。17年11月から現職。60歳。(写真=新関 雅士)

 社長になる時、最初に考えたのは「次の人に(社長の)バトンを渡す時までに自分は何をしておかなければならないか」でした。

 就任したばかりなのに不思議に思えるかもしれません。でも、大事なのは企業は永続していかなければならないということです。当社は2055年に売上高10兆円を目指しています。今期(19年3月期)の予想は約4兆円ですからまだだいぶあります。しかも37年後です。

 私はもう生きていないでしょう。ではどうすればいいのか。このメンバーなら必ず10兆円を達成してくれるという人材を育成していくことです。年齢の近い第1陣、さらにその下の第2陣、第3陣……と先を見越して育てていけば、彼らがやがて成し遂げてくれる。そういうふうに育てていくのです。事業は時代や環境の中で変わっていきます。でも、人を残していけば企業は必ず成長していけるはずです。

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