景気の良い時こそ危機感
真のリストラを実施する

<b>[はやしだ・えいじ]1973年、慶応義塾大学経済学部を卒業後、川崎製鉄に入社。主に経理を担当し、米国勤務などを経て2010年、JFEスチール社長。2015年4月から現職。神奈川県出身。65歳。</b>(写真=的野 弘路)
[はやしだ・えいじ]1973年、慶応義塾大学経済学部を卒業後、川崎製鉄に入社。主に経理を担当し、米国勤務などを経て2010年、JFEスチール社長。2015年4月から現職。神奈川県出身。65歳。(写真=的野 弘路)

 日本経済はおそらく、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでは堅調に推移するでしょう。しかしその後、少子高齢化がどんどん進んで、製造業が窮地に立たされる可能性があります。だから私は、景況感の良い今こそ「真のリストラクチャリング」を実施すべきだと考えています。

 リストラと聞くと思い浮かぶのがコストカットですが、決してそれだけではありません。真のリストラとは会社をより筋肉質にすることだと考えています。ではJFEに今、何が必要なのか。それはマーケティングです。具体的には、ニーズを正確にとらえた製品を迅速に生み出すことです。